整形外科医の常識!自転車は足・膝・腰にやさしい
公開日:
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最終更新日:2018/10/09
自転車・サイクリング
「メタボって言われたら自転車の始め時ですよ」で、医者に自転車を薦められる話を紹介しましたが、基本的には内科領域の話が中心でした。
そこで、今回は整形外科領域の話をしたいと思います。
僕は以前、整形外科のクリニックにて理学療法士として勤務していた経験があります。
理学療法士とは、簡単にいえば「医師の指示の下、リハビリテーションを指導する」お仕事です。
そんな医療の現場でも「自転車運動」は推奨され、実際にリハビリテーションとして処方されることは多いです。
病院のリハビリテーション室では本当に自転車にのるわけには行かないので、備え付けのエアロバイクを使うことになるのですが、僕が勤務していた病院ではエアロバイクの数が追いつかず、エアロバイクの順番待ちが起こることもしばしばでした。
自転車運動(ペダリング)は関節への負担が少ない
サドルに座ってペダルを漕ぐという動作は、他の多くの立って行うスポーツに比べて下肢の関節へのダメージが圧倒的に少なくて済みます。
これは整形外科領域の医療関係者にとっては常識と言っても良いくらい周知の事実です。
下肢の関節(足関節、膝関節、股関節)にとって、一番の負担は重力による負荷…つまり、体重です。
自転車の場合、上半身の体重のほとんどをサドルとハンドルで支えるため、下肢の関節は重力による負荷から開放された状態で運動ができるのです。
保存療法(手術しない治療)でも、術後リハビリテーションでも荷重制限の必要な場合でも関節可動域さえ確保できていれば可能となるので、非常に有用な運動として処方されています。
変形性関節症や膝の半月板損傷、靭帯損傷、足関節捻挫など多くの外傷・疾患に対するリハビリとして、自転車運動は利用されています。
肥満と膝痛
前述のとおり、下肢の関節にとって重力は天敵です。
言い換えれば、肥満(=体重の増加)によって関節の負荷は大きくなります。
中でも、肥満と膝の痛みはもっとも影響が出やすいと言われています。
図のように「膝の痛み」→「運動量低下」→「体重増加」→「膝への負担増」→「膝の痛み↑」という負のスパイラルに陥ると抜け出すのは大変です。
しかし、自転車であれば、体重の影響を受けずに運動をできるため、この負のスパイラルを抜け出すのにも最適です。
なんて自転車は素晴らしいんだ!
もう化石燃料燃やすのやめて、自分の脂肪を燃やして健康的なカラダを手に入れましょう。
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