日本でのグラベルロードの可能性について考えてみる
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最終更新日:2018/10/17
自転車・サイクリング
このブログへのアクセスを見てみると、意外にも「グラベルロード」の記事がよく読まれているみたいです。
最近、スポーツ自転車界隈ではマウンテンバイクの話題も以前よりは聞くようになったし、シクロクロスのレースも大盛況だし…
もしかして、オフロードの波がちょっとずつ来てる?
なんて、淡い期待を抱いている今日このごろです。
というわけで、今回は日本でのグラベルロードの可能性について考えてみます。
グラベルロード試乗レビュー
正直に白状すると、僕自身はまだグラベルロードを所有していません。
試乗する機会はありましたが、その時もオンロードでの試乗のみでした。
実際に乗ったのは「GIANT REVOLT」と「GIANT ANYROAD」です。
まず印象的だったのは、乗車姿勢が非常に楽で扱いやすいということです。
クロスバイク並みにアップライトで、操舵性もよく、初心者でも安心して乗りこなせるかと思います。
加速はさすがにロードバイクの様に、軽いとは言えませんがスピードに乗ってしまえば、重さはそんなに気にはなりません。
どっしりと構えて、ゆったりツーリングには路面を気にしなくていいので、一般的なロードバイクよりも楽かもしれない。
ちょっと荒れた路面でも特に気にすること無くパスできるのは、考えようによってはかなりのアドバンテージです。
さらに、ギア比1.0という激軽の設定は、どんな激坂でもクリアできそうな気にしてくれます。
実はグラベルロードは日本向き?
僕は普段、マウンテンバイクで林道ツーリングに好んで行きますが、日本の林道ではグラベルロードという選択肢はアリだと思っています。
実際に僕が林道ツーリングに行くとき、使っているタイヤは実はグラベルロード用のタイヤです。
29インチと700Cはリム径が同じで互換性があるので、リム幅の違いさえクリアできれば使えます。
(35C以上の幅のタイヤであれば、ほとんどの29インチホイールで使えます。)
僕が使っているのはドイツのシュワルベ社のものですが、国産のパナレーサー社からもグラベル用タイヤが販売されています。
僕が嗜むような林道ツーリングでは、よほどの悪路へ自分から進入しない限り、グラベルロード用のタイヤで十分です。
グラベルロードは舗装路での走行性能はロードバイクに迫り、激坂も登れて、悪路もへっちゃら!
しかも、意外に段差の多い日本の街乗りにも使いやすくて、最高じゃないか。
ちょっと離れた山まで自走でいって、林道で自然を満喫するという楽しみ方には最高の相棒になってくれます。
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