あなたの自転車、まだノーマルのままなの?カスタマイズの話
公開日:
:
最終更新日:2018/10/16
自転車・サイクリング
あなたの愛車は買ってから何か手を加えましたか?
もしかして、買ったままのノーマル仕様ですか?
だったとしたら、もったいないですよ!
実はスポーツ自転車というのは、部品交換などのカスタマイズを施すことで、ノーマルの状態から大幅に性能アップすることが出来るのです。
今回は、そんなカスタマイズ入門の話です。
走行性能をアップしたいなら足回りから!
自転車のカスタマイズには、ツーリング様に荷物の積載性を上げたり、夜間走行様にライト関係を充実させたり、いろいろな方向性があります。
走行性能と言っても、ヒルクライム重視なのか、平地の巡航性重視なのかなど求める性能によって様々なカスタマイズが可能です。
走行性能を大きく左右するのが足回り…つまり、ホイール、タイヤ、チューブなどからなる車輪です。
ヒルクライム性能が欲しいなら、とにかく軽量化!
ヒルクライム性能が欲しい場合には、車輪外周部の軽量化が効果的です。
ホイールを軽量ホイールに交換するとペダリングが非常に軽くなります。
ホイールは高価なパーツですが、もっとも効果的です。
そこまでお金がかけられないという人には、タイヤとチューブをハイグレードなものに交換することをオススメします。
総額1~2万円程度で驚くほどの効果が実感できるかと思います。
巡航性重視にはディープリムホイール
ロングライドで平地の巡航性を重視するのであれば、ディープリムホイールがオススメです。
ディープリムホイールというのは、ホイールの外周部(リム)にボリュームをもたせることで、空気抵抗を軽減し、巡航性をアップさせたホイールです。
外周部にボリュームをもたせているということは、外周部が重たくなってしまうためヒルクライムなどには向いていませんが、一度スピードに乗ってしまえば、落ちにくいという特性があります。
ただ、一般的に軽量ホイールよりもさらに高価になってしまいます。前後で10~15万円くらいは普通です。
安いディープリムも時々見かけますが、多くの場合、それらは重量が重すぎて使い物にならないと考えたほうがよいでしょう。
25Cタイヤという選択
少し古いロードバイクの場合、多くは23Cという幅のタイヤを装着されていますが、これを少し幅の広い25Cに変えるのもオススメです。
急激な加減速が勝敗を分けるレースやヒルクライムは23Cを選択することが多いですが、ロングライドではクッション性や巡航性が増す25Cを選択することもありです。
ちなみに僕はハンドリングや漕ぎ出しの軽さを犠牲にせず、クッション性や巡航性を上げるために前23C・後25Cにしています。
カスタマイズの可能性は無限大
今回は入門編ということで、一番効果を実感しやすい足回りについて、お話させていただきました。
他にもコンポーネントの交換で変速段数を増やしたり、変速精度を上げたり、カーボンパーツで軽量化したり、カラーパーツで見た目にこだわってみたりといろいろなカスタマイズが可能です。
アレでもないコレでもないとこだわりだすとキリがない世界ですが、それもスポーツ自転車の楽しみ方の一つです。
カスタマイズすれば、世界に一台のアナタだけの自転車になりますよ!
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