自転車で膝が痛いときにやるべきこと(その2)
公開日:
:
最終更新日:2018/10/18
自転車・サイクリング
自転車で膝が痛いときにやるべきこと(その1)からの続きです。
前回は自転車で膝が痛くなった時にどうするかということで、応急処置の方法をお伝えしました。
では、次にどのような手順で解決していくのか紹介していきます。
膝のどこがどのタイミングで痛いですか?
前回紹介したRICE処置で痛みが落ち着いて、その後、再発しなければ、その時だけの問題だったということになります。
しかし、何度か同じように痛みが繰り返し再発する場合には、その原因を特定して対処していく必要があります。
自転車に乗っていて膝が痛くなった場合、まずは膝のどこが、どのタイミングで、どのように痛いのかを把握してください。
これがわからないことには、痛みの原因は特定できません。
スポーツ整形外科を受診しましょう
一番よい方法は、それらをしっかりと把握した上でスポーツ整形外科を受診して原因を確定することです。
ただ、一般的なスポーツ整形外科では、医学的な痛みの原因(損傷箇所)は特定できても、その損傷の原因まで特定することは出来ないでしょう。
(※ただの一般的な整形外科では、医学的な痛みの原因すら特定せず鎮痛処置だけというところもあるので注意!)
ポジションに問題があるのか、筋力や柔軟性の問題なのか、それともペダリングスキルの問題なのか、そこまで特定しないことには根本治療にはなりません。
バイクフィッティングの専門家に
つぎに、その診断結果を持ってバイクフィッティングの専門家に相談してみましょう。
正直なところ、日本では医学的知識にも精通したバイクフィッティングの専門家を見つけるのは難しいです。
ヨーロッパでは、医療の専門家である理学療法士がバイクフィッティングを担当することがあるらしいですが、日本ではバイクフィッティングに精通した理学療法士というのは、僕も含め数名しかいません。
おそらく、一番、多いのは「医学的知識を勉強したバイクフィッター」でしょうか。
僕は詳しくないですが、「スポーツマッサージ療院」や「鍼灸院」という選択肢もあるようです。
まとめ
さて、ここまで書いて、自分でも理想論を並べているなという自覚はあります。
実際には、このような理想的な解決方法を選択できる環境にいる人は非常に稀ですね。
多くの人は自分である程度勉強して、自分で試行錯誤するしかないというのが現実です。
しかし、第一段階である「スポーツ整形外科受診」は外してはいけません。
自分の痛みの正しい診断名を知ることから始めてみましょう。
次回以降、その診断結果ごとの対処法をご紹介していきます。
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