「自転車はお金がかからない」なんてウソです
公開日:
:
最終更新日:2018/10/09
自転車・サイクリング
「自転車は初期投資だけで、あとはお金がかからない趣味だよ」
この言葉、スポーツ自転車を始めようかどうか迷っている人の背中を押すときによく使われる魔法の言葉です。
高価なスポーツバイクを買うときに、奥様を説得するために使われることもあるでしょう。
でも、ちょっと待って欲しい。本当にそうなのか?
僕の結論からいうと、「自転車はお金がかからない」なんて大ウソです。
御覧の皆様には、本当のことをお伝えしましょう。
スポーツ自転車趣味の初期費用(イニシャルコスト)
まずはスポーツバイクを手に入れなければなりません。
これは選ぶ車種によって、数万円から100万円オーバーまでピンきりですが、初めてスポーツバイクを買うという方には、おおよそ5~10万円クラスのものをオススメします。
実際の選び方については、別の記事にしますのでそちらをご参照ください。
その他、初期投資としては専用の空気入れやヘルメットなど、最低限必要となる装備品がありますので、自転車本体の価格にプラス3~5万円程度は見ておいたほうがいいかと思います。
この初期投資に関しては、知人から譲ってもらうなどの特殊事情がない限り絶対に必要となることは異論ないと思います。
スポーツ自転車趣味を始める前の人が想像しているのは、大抵ここまでかと思います。
しかし、これだけでは済まないのです。
スポーツ自転車趣味のランニングコスト
スポーツバイクの性能を維持するためには、メンテナンスのコストが必要となります。
考えてみれば当たり前のことなのですが、意外と想定していないことが多いようです。
タイヤやブレーキシュー、チェーンなどの消耗品は当然のこととして、その他にもシフト関係やベアリング関係などは定期的なメンテナンス(オーバーホール)が必要となります。
走行距離や保管状況などにもよりますが、アップグレードを伴わない現状維持のメンテナンスだけで、年間3万円程度は最低限想定したほうがよいでしょう。
カスタマイズ・アップグレードについては、費用に天井なしです。
やろうと思えば、ベンツが買えるくらいの金額をつぎ込むことも可能です。
また、機材以外にも、走りに行くと喉も渇きますし、お腹も減りますので、飲食代も必要となります。
遠征費、イベント参加費
意外と見落としがちなのが遠征費やイベント参加費です。
最初のうちは自宅をスタートして自宅にゴールするルートを走ることになるかと思いますので遠征費はゼロです。
しかし、自転車趣味にハマっていくと多くの場合、イベント参加費や遠征費も必要になってきます。
遠征の距離などにもよりますが、遠方の場合、宿泊も必要になるかもしれません。
ホノルルセンチュリーライドなど海外遠征でもしようものなら、旅費で自転車の値段を軽く超えちゃうなんてことも珍しくありません。
まだ初心者の方も「ゆくゆくは必要になるかも」と頭の片隅に置いておきましょう。
まとめ
ここまで、おおまかに自転車趣味にかかる費用について、紹介してきました。
僕個人の場合だと、おおよそ年間15~30万円くらいの支出です。(※新車を買わない年)
どう感じましたか?多いですか?少ないですか?
ゴルフ趣味などと比べても、高くも安くもないというのが本当のところかと思います。
学生さんなど若い人にしてみれば高い趣味ですが、大人の趣味としては妥当なところではないでしょうか?
どんな趣味でも同じですが、上をみればキリはありません。
その辺りはご自身の現状と合わせて無理のない程度に嗜むってのが「大人の趣味」ですよね。
関連記事
-
-
責任ある大人のための自転車保険の話
最近、ニュースなどでも取り上げられるようになったのでご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、自転車事
-
-
自転車で膝が痛いときにやるべきこと(その5)
自転車で膝が痛いときにやるべきこと(その1)、(その2)、(その3)、(その4)からの続きです。
-
-
自転車で痩せたいなら頑張っちゃダメ!
スポーツ自転車に乗り始める動機として、一番多いのが「ダイエット目的」です。 このブログを読んでくれ
-
-
【まとめ】スポーツ自転車のジャンルを整理してみた
読者の方から「スポーツ自転車っていっぱい種類があって、よくわからない」というご意見をいただいたので、
-
-
自転車で通勤してみる
昨今、石油価格の高騰や健康ブームの影響もあり、自転車で通勤する人が増えています。 そういう人自
-
-
100マイル(160km)走破!センチュリーライド
あなたは自転車で1日100km走れますか? この100kmという距離はロングライドと呼ばれる長
-
-
レースじゃなくてもやっぱり本命はロードバイク
「スポーツ自転車といえば、ロードバイク!」というくらいに、現在、日本ではロードバイクが流行っています
-
-
サイクリングルートプランニング入門 まずは気持ちいい道を探そう!
前回、「自転車の車道走行はマナーではなくルールです」の中で、道路のどこを走ればいいのかという
-
-
自転車で脂肪を燃やすために食べる?
ダイエットといえば、食事を制限して空腹に耐えながら行うモノというイメージがあります。 しかし、スポ
-
-
自転車の最大の敵(?)パンクのリスクマネジメント
スポーツバイクに限らず、自転車に乗っていて、一番多いトラブルはパンクです。 通勤や通学で自転車を使
- PREV
- メタボって言われたら自転車の始め時ですよ
- NEXT
- 整形外科医の常識!自転車は足・膝・腰にやさしい