自転車の最大の敵?「坂道」があらわれた。たたかう?にげる?
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自転車・サイクリング
目の前に「坂道」があらわれた!どうしますか?
たたかう?にげる?
これは自分の脚力や趣向によって、答えは様々だと思います。
僕は山間部を走ることが好きですが、上り坂はあまり得意ではないので、逃げられるなら逃げます。
遠回りになっても、ゆるい勾配の道があるならそちらを走ることのほうが多いです。
ヒルクライマー
ヒルクライマーと呼ばれる人たちは、僕みたいな軟弱モノとは逆に激坂を求めて峠を目指します。
上り坂がもともと苦手な僕からすると信じられない話ですが、坂を求める人というのは想像以上に多いです。
休日ともなると、郊外の有名な坂道や峠には、ロードバイク乗りたちが集まってきます。
そういう人に「なぜ坂を登るの?」と聞くと多くのヒルクライマーは「坂を登り切った時の達成感や征服感」がたまらないそうです。
たしかに、ヒルクライマー気質ではない僕でも、その気持ちはわかります。
パワーウェイトレシオ
坂を登る能力(登坂力)は以下の方程式で表されます。
パワー(脚力) ÷ ウェイト(質量) = 登坂力
これをパワーウェイトレシオなんて言い方もします。
パワーとは、厳密いうと定義が違いますが「自分がペダルを漕ぐ脚力(持久力を含む)」と言っていいと思います。
ウェイトとは、自転車と自分の重さです。
つまり、登坂力を上げるためには、パワーを上げて、ウェイトを下げる必要があります。
パワーアップ
パワーを上げるには、基本的にはトレーニングしかありません。
筋トレなども効果的ですが、もっとも効果的なのは実際に坂を登ることです。
とにかく、上り坂をどれだけ登ったかという問題になってきます。
実はこれを楽しんで出来るかどうかというのが、ヒルクライマーになれるかどうかの線引きだと思います。
メンタル的にヒルクライマー向きかどうかというのは、非常に重要です。
ウェイトダウン
ヒルクライムに特化したロードバイクはできるだけ軽量化されています。
現在のハイエンドロードバイクは、軽量パーツで組み上げれば5kg程度まで軽量化可能です。
自転車の軽量化は、もっともコストがかかるカスタムですが、その効果は絶大です。
特に足回り(ホイール、タイヤ、チューブ)の軽量化は非常に効果的です。
軽量ホイールは高価なパーツですが、タイヤやチューブを軽量なものに替えるだけでも走りが軽くなるのでオススメです。
また、ヒルクライマーたちは体重を落とすために、減量に勤しみます。
車重を1kg軽量化するのは大変ですが、体重を1kg落とすのはちょっと努力すれば可能です。
総じて、強いヒルクライマーは「どこにそんなパワーが?」と思わせるほど、細身です。
ヒルクライムレースが大人気
そんなヒルクライマーたちが集まる登りだけのレースであるヒルクライム大会が非常に人気です。
有名な大会だとエントリーが始まって数時間で定員いっぱいになるなんてこともしばしばです。
レースとはいえ、上り坂オンリーなのでそんなにスピードも出ないため、比較的安全です。
多くの大会はタイムトライアル形式で行われ、基本的には自分との闘いです。
自分の力を試すには良い舞台だと思います。
ある程度、登れるようになってきたら一度出場してみてください。
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