新潮流!SUV的な自転車「グラベルロード」
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最終更新日:2018/10/09
自転車・サイクリング
「グラベルロード」って聞いたことありますか?
2014年ごろから日本でも急速に存在感を増してきたスポーツ自転車の新潮流です。
グラベルロードって何?
意味としては「グラベル(gravel)=砂利道」を走れるオンロード/オフロード兼用のロングライドバイクです。
その特徴しては
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ドロップハンドル
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アップライトなポジション
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やや太めのタイヤ(35C程度)
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ディスクブレーキ搭載
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頑丈なフレーム設計
オフロードと言っても、砂利道やあぜ道などのいわゆるフラットダートを走りやすいような設計で、マウンテンバイクほどの太いブロックタイヤでもないので、舗装路もスイスイ走れるマルチなスポーツ自転車です。
ロードバイクに比べて、パンクのリスクも少なくリラックスして乗れるポジションなので、スポーツバイク初心者にオススメします!
新しいけど昔からの王道ツーリングスタイル
グラベルロードのツーリングイメージとしては、オンロードをメインに走りつつ、ときどき走って気持ちよさそうな砂利道やあぜ道に足を踏み入れてみるというスタイルになるかと思います。
グラベルロードのコンセプトは、実は昔から受け継がれてきたスポーツ自転車趣味の王道スタイルでもあります。
日本でロードバイクやミニベロ、マウンテンバイクなどが流行したよりずっと昔、「サイクリングブーム」(1970年台)と呼ばれる時期がありました。
その頃に普及していたのが、ランドナーやスポルティーフ、パスハンター、クラブモデルなどのツーリング自転車でした。
当時はまだ今ほど、舗装も進んでおらず、砂利道も多かったので必然的にオンロードもオフロードも走るスタイルでした。
グラベルロードはこの昔からのツーリングスタイルの現代版と言えそうです。
グラベルロードの立ち位置
似たようなコンセプトのジャンルとして、「シクロクロス」というものがありますが、シクロクロスは砂浜や砂利道を含む周回コースを短時間で駆け抜けるレース用の機材なので、ロングライド向けの設計ではありません。
また、「モンスタークロス」というジャンルもありますが、こちらはもっと太いタイヤ履いて悪路走破性を高めたMTB寄りのコンセプトなので、オンロードでの軽快感はグラベルロードに軍配が上がります。
実際、日本国内での道路事情を踏まえると、ほとんどの道は舗装されているのでロードバイクでも問題ありませんが、地方の過疎地域では今でも走って気持ちのいい砂利道やあぜ道というのは意外に簡単に見つかります。
田畑の広がる日本の原風景を眺めながらゆっくりツーリングを楽しむのには、グラベルロードは最適な選択と言えるかもしれません。
まさに大人の趣味と言った感じですよね♪
GIANTなどの大手メーカーもこぞって参入してきている新ジャンル「グラベルロード」は日本のスポーツバイクのメインストリームとなるか!?
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